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「おくりびと」を元旦に観たんは、おっちゃんくらいやろか? [つっこみ映画評]

実に2年半ぶりに映画(DVD)を観た。昨年のアカデミー外国語映画賞を受賞した「おくりびと」や。ええ映画やった。納棺師という仕事があることを知った。戦争で亡くなった兵士の遺体なんかをキレイにするエンバーミングゆーのんがアメリカで始まって、日本にもあるとゆーのは以前から知ってたけど、納棺師の場合は、湯灌して、白装束に着替えさせ、死化粧を施し、棺に納めるまでが仕事のようや。しかも、遺族が見守る前で一連の作業とゆーか所作をするので、これはなかなか緊張するやろ。おっちゃんの高校時代の友人も、大学生の時に葬儀社のバイトをずーっとやっとったんやが、日当はケッコーよかったよーや。やっぱり誰もが積極的にはやりたがらない仕事は多少は割がよーないとあかん。それに、こーゆー仕事は天職やと思わな長続きせんやろな。

今時、都会では自宅で葬式出すことがほとんどなくなったんで、こーゆー場面に立ち会うことがなくなりつつあるよーに思うんやが、それにしても、生まれてきた限りいずれは死ぬんやが、死出の旅支度については、誰かにやってもらうしかないので、ぞんざいにやられるのは嫌やな。ただ、あの白装束は願い下げや。いくら民族衣装やとゆーても、あのカッコで冥土の旅に出発するのはカッコ悪い。時代劇のエキストラとちゃうねんから。もうちょっと21世紀仕様の白装束を開発してくれたらと思う。白のタキシードではちょっと演歌歌手の感じやし・・・。最近の葬式では、霊柩車も宮型が絶滅危惧種になりつつあり、ストレッチリムジンタイプの黒塗りワゴンが増えてきてるが、おっちゃん、あの黒塗りもええんやけど、花電車みたいな派手な演出の霊柩車もあったらええのんちゃうかとも思う。

ところで、東京の楽団でチェロ奏者をやっていた男が、プロの音楽家の道を断念して東京から山形に帰ってきたんやから、いくら子供時代に弾いていたチェロが家にあったゆーても、もう一度弾いたりするもんやろか?プロとしてやっていた音楽を断念すると、2度と楽器に手を触れんもんとちゃうやろか?ま、クラシックの音楽家は、そんなに儲かるもんではないやろから、音楽が好きでないと出来ん仕事やろから、プロとしては続けられんようになったとしても、演奏することまで辞めてしまうことにはならんのかもしれん。

本木はんもよかったんやが、山崎はんはいかにもタコにも葬祭関係の人らしさが漂ってた。それと、贔屓にしてる余はんもよかった。嫁はん役の広末もまあまあやった。彼女はWEB デザイナーという設定やったんやが、それらしくはなかった。

これはどーでもええことなんやが、この映画は日本的な旅立ちのお手伝いを描いてるんやが、主人公の実家もNKエージェンシーの建物も、国籍不明の洋風建築やった。やたら食べ物を手づかみで食べるシーンが出てきたんやが、あれを観た外国人は、日本人は何でも手づかみで食べるんやなと思いこむ奴が出てくるかもしれんがな・・・。

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