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「ノーカントリー」はノーコン映画やった。 [つっこみ映画評]

去年のアカデミー賞の作品賞他をもろた映画やちゅーんで観たんやけど、結論からゆーと、観ん方がよかったかも?
何しろ、追跡劇なんやが、追っかける方が、神出鬼没過ぎるんや。あんなにうまいこと失踪者が見つかるとは到底思えん。しかも、この映画は1980年代の時代設定やから、今から20年も前の話や。まだまだ、IT技術も今みたいに進んでない。グーグルアースもグーグルストリートビューもなかった頃や。それと、麻薬マフィアから大金盗んだ男がのこのこ現場に戻ってくるとも思えん。それに、大体保安官補に殺人鬼のシガーがおとなしく捕まってパトカーで護送されてるとこからしておかしい。こんな凶悪無比の男やったら、捕まる前に殺してさっさと逃げとるに違いない。しかも、見るからに気色悪い男を一人だけベンチに座らして、しかも前手錠で(アメリカは後ろ手錠が一般的なんちゃうか?)背中を向けて電話してる図なんて、ありえへんで。このあり得ん状況設定のオンパレからして、この映画のとんでもなさが分かるちゅーもんや。得体の知れないもの、正体不明なもの、こーゆ理解しがたいものに直面すると、人間は目ェをそらそうとするみたいや。おっちゃんも何度か目ェそらしてしもた。この殺人鬼シガーに比べたら、ハンニバル・レクターの方が理解できソーヤ。大体、このコーエン兄弟ゆー監督は、「ファーゴ」でも、あきれかえったんやが、この映画でも、何を観客に伝えたいんかよー分からん。世の中には理解出来ん変な奴がおるから気ィつけやゆーのんか、それとも、死に神のよーな殺人マシンに追いかけられてたら、諦めなしゃーないゆーのんか、これでもかゆーくらい殺人のシーンを見せつけて、何がおもろい?大体あんなけったいなエアガン持ってうろうろしてたら、それだけで職質されるやろ。身内の警察官(ちゃぅ保安官補やった)が署内で殺られたんやったら、もーちょい本格的な捜査体勢で望むやろ。こーゆー世間常識を無視したストーリー展開ゆーのんが、おっちゃんには、どーにも納得がいかん。シガー殺しを命じられたもう一人の殺し屋が金の入ったバッグを簡単に見つけるのんも、ありえへん。こいつもあっさり殺されてしもたけど。大体、シガー役の役者が、あの日本を代表する建築家のA藤T夫さんに似てた(髪型とか目ェとか)んで、おっちゃん、イメージ払拭するのん苦労したわ。日本では変な宇宙人役で缶コーヒーコマーシャルに出てるトミー・リー・ジョーンズがやってた田舎の保安官も、一人でうろちょろしてるだけで、どー考えても、犯人を捕まえられるとは思えんかった。ところで、おっちゃん、この前自転車で転んで怪我したばっかりやが、あんな大怪我して走ったりでけんと思うわ。「ラスベガスをやっつけろ」みたいなナンセンス映画として観る分には、多少のご都合主義に目ェつぶってもエエけど、ここまでノーコン映画やと、つきあい切れん。なんか監督がもっともらしい映画作ってる気ィになってるみたいなんが気にいらん。

追記 あれからつらつら考えた。北野武の映画もバイオレンスがひとつの売りになってた。古い映画ではスタンリー・キューブリックの「時計じかけのオレンジ」も暴力がテーマの映画やった。これらの映画とこの映画が根本的に違うのは、ストーリーのなかでの暴力の必然性や。暴力をふるうことに快楽性を求めているにしろ、自己防衛の延長線上での、やられる前にやれの暴力でも、その暴力には理由とゆーか動機とゆーか必然性があるよーに描かれてる。しかし、この映画の暴力は、訳分からん。殺人の目的は、金でもなければ、恨みでもない、快楽ゆーのもちょい違う。まったく理解不能なエイリアンのよーな殺人者なんやが、こんな無差別殺人の犯罪者を描くことで、何か価値があるやろか?しかも、犯罪がペイするしないの問題も除外されてる。荒っぽい犯罪映画は、犯罪はペイせんことが前提や。そーでなかったら、俺も一丁やったろゆーアホが出てくる。この映画でも、原作に老保安官が出てきたから、しょーことなしに老保安官を出したんで、ほんとは、あの老保安官はなしでもよかったんやと思う。てゆーか、あの保安官が出てきたことで、話がややこしなった。旧来の社会正義の象徴のような老保安官が、近頃の犯罪は手に負えんよーになったと嘆くことで、現代社会の刹那的犯罪者(誰でもエエから殺したかったゆーよーな連中)の大量出現を予見させたんやろか?この映画が、1980年代に製作されとったら、そー言えるんやけど、時代設定が1980年代ゆーだけやから、そーとも言えん。原作では、老保安官の存在も意味があったんやろけど、映画では狂言回しにもなってない。まして、最後の方の夢の話なんか、ちんぷんかんぷんや。保安官の出番全部カットしても問題ない。ま、そーしたら、この映画の価値が上がるゆーもんでのないけど・・・。


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