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『シティ・オブ・ゴッド』は、あくまでドンパチシーンに特化してた。これもひとつの見識かもしれん。 [つっこみ映画評]

シティ・オブ・ゴッド CIDADE DE DEUS (2002) ブラジル 
監督:フェルナンド・メイレレス
出演:アレクサンドル・ロドリゲス、レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ、セウ・ジョルジ、アリス・ブラガ

ブラジル版『仁義なき戦い・悪ガキ編』ゆーとこか。全編ドンパチばっかし。それにしてもビックリ仰天。この映画は実話に基づいてるらしい。リオデジャネイロのはずれに国が作ったスラム街「神の街」で、1960年代から70年代にかけて、貧困と不正と麻薬と銃と性欲とラテン文化の光と影をごっちゃまぜにしてぶちまけたら、こんな悪ガキどもが出来てしもたゆー感じや。

戦後のどさくさの時代には、日本でも浮浪児がかっぱらいや恐喝なんかの犯罪を起こして、それをきっかけに悪名高い少年法が出来たらしいが、この当時の神の街では、そんな生やさしいもんやない。ドンドンパチパチ、日常茶飯事的に殺しが横行しとる。

ちょいまともなんは、報道カメラマン志望のブスカペ少年くらいや。この子の目を通して、街を牛耳ったギャンググループの一方のボス、リトル・ゼの成り上がりと破滅を描いてある。映画は、まず3人の悪ガキが起こしたモーテル襲撃から始まって、その時に見張り役をさせられとった、10才ぐらいのリトル・ダイス(のちに妙なイニシエーションを受けてリトル・ゼと改名しよる)とそいつのダチのベネとの無頼渡世がメインストリームになってる。

このリトル・ゼゆーガキはホンマもんの悪ガキで、殺人に対する心理的ブレーキがまったくきかんタイプや。いくら、こら演技やと自分にいい聞かしてても、年端もいかん子供が嬉々として銃をぶっ放しよるシーンは直視できんものがあった。

◆◆ネタバレ注意◆◆常に後から来る方がよりエスカレートするとゆー歴史の真実が、この映画にもあって、殺しに良心の呵責をまったく感じんリトル・ゼ2世みたいなアンファン・テリブルが、後から後からどんどん出てきよる。なんとも衝撃的なんが、リトル・ゼが捕まえたふたりの子供に、撃たれるのやったら手と足のどっちを撃たれたいんやと究極の選択を迫り、手ェと答えた子供の足を撃ち抜き、しかも、別の子供にふたりのうちのどっちかを撃ち殺せゆーもっとひどい究極の選択を迫りよるとこや。何ともイヤなもんを見せられてしもた。◆解除◆

そんなちびっ子ギャング(ゆーかいらしいTV映画があったな)も巻き込んで、対立するグループが街を2分して抗争を繰り広げるのやが、そこに銃の密売屋とか、悪徳警官とか、汚いまねさらす大人がかかわって、最後の出入りのシーンまでなだれ込んでいく。スピード感のあるカメラワークとえらい凝った編集で、画面から目が離せんよーに作った〜る。

この監督は、当時の神の街を忠実に再現しようとしたワケやない。実状はもっとえげつない修羅場が一杯あったやろ。この映画では、リンチやレイプのバイオレンスシーンは極力少なしてある。あくまでドンパチシーンに特化してた。これもひとつの見識かもしれん。


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